Floorp 11.0.0 で登場した Floorp のワークスペース機能は、他ブラウザーではタブグループに当たる機能です。この記事ではその使用方法と仕様について解説します。
ワークスペースとは
ワークスペースはタブをグループ化し、グループごとにタブを表示する機能です。これにより、タブの数が多くなりすぎて探すのに手間がかかってしまう問題を解決できます。
ワークスペースの使用方法
前提: ワークスペースはデフォルトで有効になっていません。有効になっていない場合、設定(about:preferences) から有効にする必要があります。
ワークスペースの場所
ブラウザーを起動後、左上に六角形の紫色の2つの四角形を含むアイコンが遅れて表示されます。これがワークスペースを管理するアイコンです。通常時は「デフォルト」のワークスペースにタブが分類され、1つのみのグループがデフォルトで存在します。
ワークスペースを追加するには
ワークスペースを追加するには、上記で述べたアイコンをクリックし、「ワークスペースを追加」をクリックします。プロンプトが表示されるので追加するワークスペースを名前を付けます。いくつかの記号は使用できず、また 20 文字以下である必要があります。「OK」をクリックするとワークスペースが生成されます。何らかの問題が発生した場合、エラーが返されます。
生成後、生成したワークスペースに移動するにはアイコンをクリックして入力した名前のワークスペースをクリックして移動できます。移動後、新しいタブが表示されます。また、別のワークスペースはバックグラウンドで動作し続けます。音楽や動画などを再生していた場合、再生されたままになります。
また、再生中のタブは「タブ一覧を表示」ボタンをクリックして簡単に見つけることができます。また、ミュートも可能です。
生成したワークスペースにいる場合、ワークスペースのアイコンの隣にワークスペースの名称が表示されます。20 文字以下に制限されている理由はこれが原因です。
ワークスペースを削除するには
ワークスペースは簡単に削除できます。作業をすべて終えた場合すべてのタブが無用になることも多いでしょう。その場合、ワークスペースごと削除できます。ワークスペースのアイコンをクリックしてワークスペースの名前の隣の「×」をクリックすると削除できます。閉じたワークスペースは復元できません。また、削除したワークスペースで開いてたタブも削除されます。
その他のワークスペースの仕様
ワークスペースは現在実験的であり、ユーザーのフィードバックに基づいて挙動などを変更する予定です。以下は現在の詳しい挙動を記したものです。
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ワークスペースを開いているときに「タブ一覧を表示」から他のワークスペースのタブを移した場合そのタブは一時的に現在のワークスペースに表示されます。
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ピン止め中のタブはワークスペースの管理対象になりません。この仕様は変更予定はなく、ワークスペースで管理したく無いタブの扱いに貢献できます。